風が静かに流れる空に
竜のフラッグひらめいて
スコアボードの大時計
八時九分差した時
優勝決める白球を
島谷ガッチリ受け取れば
星野仙一仁王立ち
駆けよる木俣が与那嶺が
そして四万大観衆も
津波のごとく押し寄せて
ああドラゴンズよありがとう
あれから数えて二十年
長い苦しい道のりを
よくぞここまで耐えぬいた
よくぞ今日まで戦った
飯田の満塁ホームラン
高木の逆転スリーラン
孝政奇蹟の快速球
輝くばかりの名場面
今もこの目に焼きついている
心の底からよみがえる
ああドラゴンズよありがとう